普通の男性が女性用の衣服を着けて外出する様子を綴ります。女装は男のしがらみから解放されるための制服です。ストレスから解放され、精神のバランスを取るために欠かせません。レディースの服と言っても、布に過ぎません。ためらう必要はないのです。さあ、あなたもスカート穿いて、外へ出ましょう! 世間は素直に受け入れてくれます。楽しい世界が待っていますよ。
幸い,クローゼットの中には米国出張時に「いつか使うだろう」と思って購入していた自分用のガーターベルトがあった。ストッキングはなかったので,事前にスーパーで購入しておいた。
そして,ある初夏の日,女装用品一式を持って外出。駅ビルのトイレで着替える。久しぶりに着けるガーターに興奮する前に,ちゃんとストッキングを吊るのに苦労する。やはり,あれは慣れだ。
余談だが,ブラジャーのホックを背中で止められない女性が増えていると聞く。胸のところでホックをとめてぐるりと回すようだが,色気ない(笑)ツバキはちゃんと背中でとめられる。これも慣れ。
初めてブラジャー着ける男性はここが難関だといわれるが,なあに練習次第ですぐに上手に留められるようになる。ツバキはブラジャーを着けた経験は豊富だからね。女性のブラジャーをはずした経験は乏しいが(涙)
日本に帰ってきて,妻が妊娠・出産・子育てをしていた時期はとてもじゃないけど,一回のセックスのためにガーターベルトにストッキングを吊るなどという入念な準備はできなかった。それでも思い出したように,ベルトだけ身につけて(ボストンは垂らしたまま)後背位で妻を抱くということをしていたけれど,ストッキングがないと視覚的にもおもしろくない。
ベルトからピンと張った先にストッキングがあってこそ,セクシーな「女」を抱いているという気分がでるのであって,だらりとボストンが垂れていると体に緊張感がまるでない。勿論,妻にはそういうことは言えないので,興奮したふりをして抱いてたけどね。そのうち、ガーターベルト自体を装着しなくなった。
という経緯で,いつしかガーターベルトの存在を忘れていた。ツバキが本格的に女装外出を始めたとき,やはりボトムはスカート(あるいはワンピース)を穿きたいと思った。その頃は,今と違ってすね毛も剃っていなかったので,足を出すのには濃い色のストッキングが必須だった。冬は,防寒も兼ねて厚いタイツで良かったのだけど,夏は暑い。パンスト穿いて蒸れるのは,男性器のあたりが気持ち悪し,さりとて臑毛対策でストッキングはかないわけにいかない。
そこで思い出したのが,ガーターベルトにガーターストッキング。
このころは,やたらガーターベルトを買った覚えがある。あまつさえ,同じアパートに住んでいた日本人の知り合いの奥さんにまで,誕生日のプレゼントとしてガーターベルトを贈ったことがある。相当入れ込んでいたといえる。
その奥さんがその後ガーターベルトの虜になったかどうかはもう忘れたけれど,受け取ったときは喜んでいたから,何回かは試したことであろう。マドンナというあだ名が付くほどの美人だったので,その姿を想像するのは楽しかった。
こうして,ガーターベルトとセックスとは切っても切れないイメージができあがった。ガーターベルトを見ると妻をバックで抱いている感触を連想するようになった。自分でも着けてみたいと思うようになったのはいうまでもない。妻には内緒でガーターベルトを購入し,妻が留守の時にブラジャーしてベルトにストッキングを吊っただけの裸の自分の姿を鏡に写して興奮する。そのまま,ペニスをしごいて大量の精液を放出するというオナニーにふけった時期もあった。
転機が訪れたのは,結婚後。米国で生活するようになったときだ。妻と一緒に下着を買いに「Victoria's Secret」という有名な下着専門店にいくようになった。主としてレースのいっぱいついたゴージャスなブラジャーやこれまたフロントにレースをあしらったTバックなどのセクシー系のものを買うのが多かった。妻とセックスする時のスパイスというか,小道具の一つとしてランジェリーを買っていたわけである。
ある時,妻が「ガーターベルト,着けてみようかな」。妻は以前からセクシーだと思っていたようである。でも,ツバキが「着けてよ」って言い出さないので自分からいったようである。早速,「Victoria's Secret」に行き,白いガーターベルトとお揃いのストッキングを買ってきた。帰宅して,白のブラとショーツと合わせて,早速着けてみたらなかなかセクシー。大興奮して妻を抱いた覚えがある。妻もびしょびしょに濡れていたので。相当感じていたんだろう。
そして,セックスの時には欠かせない衣装となった。妻も興奮するらしく,ショーツは脱いでもガーターベルトとストッキングは着けたままで,バックスタイルでツバキのペニスを受け入れるのがお気に入りのスタイルとなった。
昨週までストッキングの話だったので,ついでといえば何だが,ガーターベルト&吊りストッキングの話である。ツバキの子供時代には,まだガーターストッキングが多かったことはすでに述べたとおりであるが,ツバキが大学生になる頃はほとんどパンストに替わっていて,ガーターをつける女性というのは,珍しくなっていたように思う。
ツバキも下着女装の一環として,学生時代にガーターベルトにガーターストッキングを吊ってみたことはある。多少はセクシーに感じたが,それよりも装着するのが面倒というのが先に立っていた。ガーターベルトのボストンを適切な位置でストッキングに固定して,長さを調節するのが慣れないので大変だった。そこまで面倒なことしなくても,パンストで十分女性になったような気分は味わえたし,なによりブラジャーの方に興味があって,足を愛でるというか、性愛の興味の対象が足まで降りてきていなかったのである。若かったと言うことである。